第5章 引用・参考文献

 

 OWL第5章のテーマは、「引用・参考文献」です。さあ、いよいよ引用・参考文献のリストをつくれば、レポート・論文が完成です。引用・参考文献リストの形式を学んで、レポート・論文を完成させましょう。

 

OWL第5章では、引用・参考文献リストの書式をいくつか紹介していきます。

 

 

(1)     引用・参考文献リスト作成の基本

(2)     日本語文献の場合

(3)     英語文献の場合

(4)     インターネット資料の場合

(5)     出典の並べ方

(6)     まとめ

 

(1) 引用・参考文献リスト作成の基本

 

 引用・参考文献リストの書式は、様々です。学術雑誌によっても規定が違いますし、本を見てもいろいろな書式があります。みなさんの手元にある本や論文の引用・参考文献のリストを見てみてください。いろんな書式があることがわかると思います。

 

 では、どんな書き方をしても良いのかというと、そうではありません。もう一度、みなさんの手元にある本か論文の引用・参考文献リストを見てください。ひとつの本または論文の引用・参考文献リストは、全て同じ書式で統一されているはずです。つまり、引用・参考文献リストの書式はいろいろあるけれども、ひとつの書式を決めたら、全ての文献情報をその書式に統一する、というのが引用・参考文献リストを作成するときの基本なのです。

 

 引用・参考文献リストの書式は、自分が参考にした論文の書式を真似しても良いし、指導教官や講義担当教員が書いている論文の書式を真似するもの良いでしょう。また、卒業論文や修士論文などの場合、学科や研究科で決められた書式があることがあるので、指導教官に確認すると良いでしょう。

 

 ここOWLでは、代表的な書式を紹介していきます。

 

(2)  日本語文献の場合

 

@    

<例>

碓井ッ・丸山哲央・大野道邦・橋本和幸編(2000)『社会学の理論』有斐閣ブックス

木下是雄(1994)『レポートの組み立て方』ちくま学芸文庫

戸田山和久(2002)『論文の教室 レポートから卒論まで』NHKブックス954 日本放送出版協会

野口悠紀雄(2002)『「超」文章法 伝えたいことをどう書くか』中公新書

ブルデュー, P.・パスロン, J.-C. 宮島喬訳(1991)『再生産論 教育・社会・文化』藤原書房

 

 著者名(編者名)、発行年、本のタイトル、出版社の順に書きます。訳本の場合は、著者名(編者名)、訳者名、発行年、本のタイトル、出版社の順に書きます。

著者、編者が二人以上いるときは、中黒(・)でつなぎます。

発行年は( )でくくり、年数は半角で書きます。

本のタイトルは『 』でくくります。タイトルとサブタイトルの間にはスペースを入れます。

訳本の場合は、原著者の名字をカタカナで始めに書き、コンマ(,)の後に名前の頭文字を大文字で書きます。

 

 

A     本に収録されている論文や章

<例>

小森陽一(1994)「解釈−漱石テクストの多様な読解可能性」小林康夫・船曳建夫編『知の技法 東京大学教養学部「基礎演習」テキ           スト』東京大学出版会 pp.78-89

丸山哲夫(2002)「第1章 社会的行為の構造」碓井ッ・丸山哲央・大野道邦・橋本和幸編『社会学の理論』有斐閣ブックス pp.9-27

杉本良夫(1997)「日本文化という神話」井上俊・上野千鶴子・大澤真幸・見田宗介・吉見俊哉編『岩波講座現代社会学23巻 日本文        化の社会学』岩波書店 pp.7-37

 

 著者名、本の発行年、論文もしくは章のタイトル、本の著者名(編者名)、本のタイトル、出版社、論文もしくは章の該当ページの順で書きます。

 論文、章の著者が二人以上いるときは、中黒(・)でつなぎます。

 本の発行年は( )でくくります。

 論文もしくは章のタイトルは「 」でくくります。

 本の著者(編者)が二人以上の場合は、中黒(・)でつなぎます。

 本のタイトルは『 』でくくります。

 最後に書く論文、章の該当ページは、半角で書きます。ページ数の前にpp.をつけます。ppは半角にし、後ろに半角のピリオド(.)を忘れないようにしましょう。始まりのページと終わりのページの間は半角のハイフン(-)でつなぎます。

 

B     雑誌論文

<例>

梅津彰人(1995)「キャンパスの文章−卒業論文」『国文学 解釈と教材の研究』, 40, (2), 71-74.

須賀晃一(1993)「レポート・卒業論文の書き方」『福岡大学経済学論叢』, 37, (3), 411-457.

中村忠(1998)「論文の書き方」『創価経営論集』, 23, (1), 59-66.

 

 著者名、発行年、論文タイトル、雑誌名、巻数(vol.)、号数(No.)、論文の該当ページ数の順で書きます。

 論文の著者が二人以上いるときは、中黒(・)でつなぎます。

 発行年は( )でくくります。

 論文タイトルは「 」でくくります。

 雑誌のタイトルは『 』でくくります。

 雑誌タイトルの後に、半角でコンマ(,)を入れ、半角のスペースを空けて雑誌の巻数を半角の数字で書きます。雑誌によっては、巻をvol.と書いているのもあります。

 巻数の次に、半角でコンマ(,)を入れ、半角のスペースを空けて雑誌の号数を半角の数字で書きます。雑誌によっては、号をNo.と書いているのもあります。号数は、半角の( )でくくります。

 もし、雑誌に巻数もしくは号数しか書かれていなければ、書いてあるものを雑誌のタイトルの後ろに書きます。その場合、( )でくくる必要はありません。

 最後に、半角のコンマ(,)と半角のスペースに続けて、論文の該当ページを書きます。本に収録されている論文や章とは違い、pp.を書かずに、始まりのページ、半角のハイフン(-)、終わりのページを書き、その後に半角のピリオド(.)を打ちます。

 

 では実際に、日本語の文献の書式を練習してみましょう。

 

【例題・練習問題】

 

(3) 英語文献の場合

 

英語の文献は、全て半角で書きます。ここで紹介するのは、アメリカの人文学系論文で使われている“APA Style”という書式です。

 

@    

<例>

Brislin, R., & Yoshida, T. (1994). Intercultural communication training: An introduction. Thousand Oaks, CA: Sage.

Gudykunst, W., & Kim, Y. Y. (1984). Communicating with strangers: An approach to intercultural communication. New York:            Random House.

 

 著者名、発行年、本のタイトル、出版地、出版社の順で書きます。

 著者名は、名字を始めに書き、コンマ、スペースの後に、名前の頭文字を大文字で書いて、ピリオドを打ちます。複数の著者がいる場合は、ピリオドの次にコンマ、スペース、次の著者名を書きます。最後の著者名の前に、&を書いてスペースを空け、最後の著者名を書きます。

 発行年は、著者名の後にスペースを空けて、( )でくくります。( )の後にピリオドを打つのを忘れないようにしましょう。

 本のタイトルは、発行年の後にスペースを空けて、イタリック体で書きます。タイトルのはじめだけ大文字で書きます。サブタイトルはコロン(:)、スペースの後に、サブタイトルのはじめだけ大文字にして書きます。タイトルの最後にピリオドを打つのを忘れないようにしましょう。

 出版地は、地名を書き、コンマ、スペースの後に、州の名前をイニシャルで書きます。州の名前のイニシャルは、大文字で書きます。アメリカ以外の国で出版されている場合は、州の名前のかわりに国の名前を書きます。

 出版社は、出版地の後にコンマ、スペースを打って、出版社名を書き、最後にピリオドを打ちます。

 

A     本に収録されている論文や章

<例>

House, J. S. (1985). Barriers to work stress: I. Social support. In W. D. Gentry, H. Benson, & C. J. deWolff (Eds.), Behavioral            medicine: Work, stress, and health (pp. 157-178). Dordrecht, Netherlands: Martinus Nijhoff.

 

 著者名、発行年、論文もしくは章のタイトル、本の著者名(編者名)、本のタイトル、論文もしくは章の該当ページ、出版地、出版社の順で書きます。

 著者名は、名字を始めに書き、コンマ、スペースの後に、名前の頭文字を大文字で書いて、ピリオドを打ちます。複数の著者がいる場合は、ピリオドの次にコンマ、スペース、次の著者名を書きます。最後の著者名の前に、&を書いてスペースを空け、最後の著者名を書きます。

 発行年は、著者名の後にスペースを空けて、( )でくくります。( )の後にピリオドを打つのを忘れないようにしましょう。

 論文もしくは章のタイトルは、発行年の後にスペースを空けて、普通体で書きます。タイトルのはじめだけ大文字で書きます。サブタイトルはコロン(:)、スペースの後に、サブタイトルのはじめだけ大文字にして書きます。タイトルの最後にピリオドを打つのを忘れないようにしましょう。

 本の著者名を書くときには、論文もしくは章のタイトルの後に、スペースを空けて、“In”と書き、著者名を書きます。この場合は、まず著者の名前の頭文字を大文字で書き、ピリオド、スペースの後に名字を書きます。複数の著者(編者)がいるときは、コンマでつないで、最後の著者名の前に&とスペースを打って、最後の著者名を書きます。編者名を書くときは、基本的には著者名と同じですが、編者名の後ろに(ED.),もしくは(Eds.),を書きます。編者が一人であれば、(ED.),を、編者が複数いるときは、(Eds.),を使います。

 本のタイトルは、発行年の後にスペースを空けて、イタリック体で書きます。タイトルのはじめだけ大文字で書きます。サブタイトルはコロン(:)、スペースの後に、サブタイトルのはじめだけ大文字にして書きます。この場合は、本のタイトルの後ろにピリオドはいりません。

論文もしくは章の該当ページは、( )でくくります。pp.をはじめに書き、始めのページ、ハイフン(-)、終わりのページを書きます。( )の最後にピリオドを打つのを忘れないようにしましょう。

 出版地は、地名を書き、コンマ、スペースの後に、州の名前をイニシャルで書きます。州の名前のイニシャルは、大文字で書きます。

 出版社は、出版地の後にコンマ、スペースを打って、出版社名を書き、最後にピリオドを打ちます。

 

B     雑誌論文

<例>

Bennett, M. J. (1986). A developmental approach to training for intercultural sensitivity. International Journal of Intercultural            Relations, 10, 179-196.

Fontaine, G. (1986). Roles of social support systems in overseas relocation: Implications for intercultural training. International            Journal of Intercultural Relations, 10, 361-378.

Oberg, K. (1960). Culture shock: Adjustment to new cultural environments. Practical Anthropology, 7, 177-182.

 

 著者名、発行年、論文のタイトル、雑誌のタイトル、巻数、号数、論文の該当ページの順で書きます。

 著者名は、名字を始めに書き、コンマ、スペースの後に、名前の頭文字を大文字で書いて、ピリオドを打ちます。複数の著者がいる場合は、ピリオドの次にコンマ、スペース、次の著者名を書きます。最後の著者名の前に、&を書いてスペースを空け、最後の著者名を書きます。

 発行年は、著者名の後にスペースを空けて、( )でくくります。( )の後にピリオドを打つのを忘れないようにしましょう。

 論文のタイトルは、発行年の後にスペースを空けて、普通体で書きます。タイトルのはじめだけ大文字で書きます。サブタイトルはコロン(:)、スペースの後に、サブタイトルのはじめだけ大文字にして書きます。タイトルの最後にピリオドを打つのを忘れないようにしましょう。

雑誌のタイトルは、発行年の後にスペースを空けて、イタリック体で書きます。各単語のはじめは大文字で書きます。ただし、ofのような前置詞は小文字のままにします。

雑誌タイトルの後に、コンマ(,)を入れ、スペースを空けて雑誌の巻数(vol.)を書きます。巻数もイタリック体で書きます。

 巻数の次に、コンマ(,)を入れ、スペースを空けて雑誌の号数(No.)を書きます。号数は、(  )でくくります。巻数とは違い、号数はイタリック体にはしません。

 もし、雑誌に巻数しか書かれていなければ、巻数だけ書けば良いです。

 最後に、コンマ(,)とスペースに続けて、論文の該当ページを書きます。本に収録されている論文や章とは違い、pp.を書かずに、始まりのページ、半角のハイフン(-)、終わりのページを書き、その後に半角のピリオド(.)を打ちます。

 

 では実際に、英語の文献の書式を練習してみましょう。

 

【例題・練習問題】

 

 

(4) インターネット資料の場合

 

 現在は、インターネットが広まり、いろいろな情報を手に入れることができます。レポートや論文を書くときに、インターネットで見つけた資料を引用したり参考にすることもあるでしょう。インターネットからの資料を引用したり、参考にしたりしたときも、本や論文のときと同じように、正確に文献情報を書きましょう。

 

 インターネットの資料に関する決まった文献情報の書式は、ありません。インターネットが広まったとはいえ、盛んに使われるようになってからそれほど年数が経っておらず、文献情報の書式は決められていないのが現状です。従って、ここでは、文献情報は、読み手がその文献を見たいと思ったときに、文献を探し当てることができるようにするために書くものであるということを前提に、インターネット資料の文献情報の書き方の一例を載せます。

 

<例>

文部科学省(2001)「留学生の受け入れ概況(平成13年版)」200110月発表 文部科学省Homepagehttp://www.mext.go.jp/)(20011月現在)

留学生政策懇談会(1999)「知的国際貢献の発展と新たな留学生政策の展開を目指して−ポスト2,000年の留学生政策−」1999324日発表 文部科学省Homepagehttp://www.mext.go.jp/)(20011月現在)

 

 著者名、もしくはページ運営者名、ページが書かれた年、引用もしくは参考にしたページタイトル、官庁などの公式記録の場合は発表された年月日、ホームページのタイトル、URL、自分が閲覧した年月を記載すると良いでしょう。インターネット上の情報は、頻繁に更新されますので、自分がいつそのページを見たかという情報も重要になります。

 ここでは、本や論文の書式にできるだけあわせた形で書きました。みなさんも、自分で見やすい書式で書いてください。

 

 ここでひとつ注意したいのは、著者名やページの運営者がわからなかったり、ページが作成された年月日がわからない場合はどうするのか、ということです。そのような場合は、引用したり参考にすることはやめましょう。インターネットは誰でも気軽に情報を発信したり受信したりすることができますが、その一方で、不確かな情報や間違った情報が存在するという欠点もあります。自分が引用したり参考にしたりしようとしている情報は、インターネットでしか得られないものですか?インターネットは便利ですが、レポートや論文を書くときの使用には、十分に注意するようにしてください。

 

 では実際に、インターネット資料の書式を練習してみましょう。

 

【例題・練習問題】

 

 

(5) 出典の並べ方

 

 これまでで、日本語、英語の文献情報の書式を説明してきました。実際にリストにするためには、並べ方にも気をつけなければいけません。文献の著者名を基準に並べていきます。日本語で書くレポート、論文の文献リストには、主に2つの並べ方があります。

 

@     日本語の五十音順に並べる。

 著者名の一番最初の文字を見て、「あ」から順番に五十音順に並べていく方法です。

 

<例>

碓井ッ・丸山哲央・大野道邦・橋本和幸編(2000)『社会学の理論』有斐閣ブックス

梅津彰人(1995)「キャンパスの文章−卒業論文」『国文学 解釈と教材の研究』, 40, (2), 71-74.

Oberg, K. (1960). Culture shock: Adjustment to new cultural environments. Practical Anthropology, 7, 177-182.

Gudykunst, W., & Kim, Y. Y. (1984). Communicating with strangers: An approach to intercultural communication. New York:            Random House.

木下是雄(1994)『レポートの組み立て方』ちくま学芸文庫

小森陽一(1994)「解釈−漱石テクストの多様な読解可能性」小林康夫・船曳建夫編『知の技法 東京大学教養学部「基礎演習」テキ           スト』東京大学出版会 pp.78-89

須賀晃一(1993)「レポート・卒業論文の書き方」『福岡大学経済学論叢』, 37, (3), 411-457.

杉本良夫(1997)「日本文化という神話」井上俊・上野千鶴子・大澤真幸・見田宗介・吉見俊哉編『岩波講座現代社会学23巻 日本文        化の社会学』岩波書店 pp.7-37

戸田山和久(2002)『論文の教室 レポートから卒論まで』NHKブックス954 日本放送出版協会

中村忠(1998)「論文の書き方」『創価経営論集』, 23, (1), 59-66.

野口悠紀雄(2002)『「超」文章法 伝えたいことをどう書くか』中公新書

House, J. S. (1985). Barriers to work stress: I. Social support. In W. D. Gentry, H. Benson, & C. J. deWolff (Eds.), Behavioral            medicine: Work, stress, and health (pp. 157-178). Dordrecht, Netherlands: Martinus Nijhoff.

Fontaine, G. (1986). Roles of social support systems in overseas relocation: Implications for intercultural training. International            Journal of Intercultural Relations, 10, 361-378.

Brislin, R., & Yoshida, T. (1994). Intercultural communication training: An introduction. Thousand Oaks, CA: Sage.

ブルデュー, P.・パスロン, J.-C. 宮島喬訳(1991)『再生産論 教育・社会・文化』藤原書房

Bennett, M. J. (1986). A developmental approach to training for intercultural sensitivity. International Journal of Intercultural            Relations, 10, 179-196.

丸山哲夫(2002)「第1章 社会的行為の構造」碓井ッ・丸山哲央・大野道邦・橋本和幸編『社会学の理論』有斐閣ブックス pp.9-27

文部科学省(2001)「留学生の受け入れ概況(平成13年版)」200110月発表 文部科学省Homepagehttp://www.mext.go.jp/)(20011月現在)

留学生政策懇談会(1999)「知的国際貢献の発展と新たな留学生政策の展開を目指して−ポスト2,000年の留学生政策−」1999324日発表 文部科学省Homepagehttp://www.mext.go.jp/)(20011月現在)

 

 上の例を見てください。「碓井(うすい)」から始まって、「丸山(まるやま)」で終わっています。「碓井」の「う」と「梅津」の「う」のように、もし初めの文字が同じなら、次の文字で判断します。この場合、「碓井」の「す」と「梅津」の「め」とを見て、「碓井」の方を先に並べます。英語の文献も著者の読み方で判断し、五十音順に並べます。

 五十音順の並べ方をすると、日本名の著者の場合は問題がありませんが、他の著者名が並べにくくなります。「ヴァ」なのか「バ」なのか、「ワ」なのか「ウァ」なのかと言った混乱も出てきます。そこで、もう一つの並べ方を紹介しましょう。

 

A     アルファベット順に並べる。

 著者名の一番最初の文字を見て、アルファベット順に並べる方法です。日本語の著者名などアルファベット以外の文字で書かれている著者名は、ローマ字に置き換えて判断していきます。例えば「碓井」なら「Usui」、「丸山」なら「Maruyama」と考えて並べていきます。

 

<例>

Bennett, M. J. (1986). A developmental approach to training for intercultural sensitivity. International Journal of Intercultural            Relations, 10, 179-196.

ブルデュー, P.・パスロン, J.-C. 宮島喬訳(1991)『再生産論 教育・社会・文化』藤原書房

Brislin, R., & Yoshida, T. (1994). Intercultural communication training: An introduction. Thousand Oaks, CA: Sage.

Fontaine, G. (1986). Roles of social support systems in overseas relocation: Implications for intercultural training. International            Journal of Intercultural Relations, 10, 361-378.

Gudykunst, W., & Kim, Y. Y. (1984). Communicating with strangers: An approach to intercultural communication. New York:            Random House.

House, J. S. (1985). Barriers to work stress: I. Social support. In W. D. Gentry, H. Benson, & C. J. deWolff (Eds.), Behavioral            medicine: Work, stress, and health (pp. 157-178). Dordrecht, Netherlands: Martinus Nijhoff.

木下是雄(1994)『レポートの組み立て方』ちくま学芸文庫

小森陽一(1994)「解釈−漱石テクストの多様な読解可能性」小林康夫・船曳建夫編『知の技法 東京大学教養学部「基礎演習」テキ           スト』東京大学出版会 pp.78-89

丸山哲夫(2002)「第1章 社会的行為の構造」碓井ッ・丸山哲央・大野道邦・橋本和幸編『社会学の理論』有斐閣ブックス pp.9-27

文部科学省(2001)「留学生の受け入れ概況(平成13年版)」200110月発表 文部科学省Homepagehttp://www.mext.go.jp/)(20011月現在)

中村忠(1998)「論文の書き方」『創価経営論集』, 23, (1), 59-66.

野口悠紀雄(2002)『「超」文章法 伝えたいことをどう書くか』中公新書

Oberg, K. (1960). Culture shock: Adjustment to new cultural environments. Practical Anthropology, 7, 177-182.

留学生政策懇談会(1999)「知的国際貢献の発展と新たな留学生政策の展開を目指して−ポスト2,000年の留学生政策−」1999324日発表 文部科学省Homepagehttp://www.mext.go.jp/)(20011月現在)

須賀晃一(1993)「レポート・卒業論文の書き方」『福岡大学経済学論叢』, 37, (3), 411-457.

杉本良夫(1997)「日本文化という神話」井上俊・上野千鶴子・大澤真幸・見田宗介・吉見俊哉編『岩波講座現代社会学23巻 日本文        化の社会学』岩波書店 pp.7-37

戸田山和久(2002)『論文の教室 レポートから卒論まで』NHKブックス954 日本放送出版協会

梅津彰人(1995)「キャンパスの文章−卒業論文」『国文学 解釈と教材の研究』, 40, (2), 71-74.

碓井ッ・丸山哲央・大野道邦・橋本和幸編(2000)『社会学の理論』有斐閣ブックス

 

 日本語の著者名をローマ字に置き換えて判断するのは、慣れていないと少し面倒かもしれません。しかし、著者名の発音の仕方で混乱することはありません。

 

 @とAの並べ方に共通した注意点があります。

同じ著者で本や論文の発行年が違う場合は、早く出版された文献から先に並べます。もし同じ著者が同じ年に複数の本や論文を出している場合は、発行年の後に「a」、「b」とアルファベットを記入して区別します。さらに同じ著者が単独で書いた本や論文と他の人と書いた本や論文がある場合は、単独著書を先に並べて、その後に共著を並べます。

 

 最後に引用文献と参考文献の違いを簡単に説明します。引用文献とは、レポートや論文の本文中で文献を紹介したものを言います。従って、引用した文献はもちろん、パラフレイズしたり、要約をして紹介した文献も引用文献に分類します。参考文献は、本文中では紹介しなかったけれども、レポートや論文を書くにあたって自分が参考にしたり影響を受けた文献を言います。

 文献リストを作るとき、全体の文献の数が少ない場合は、引用文献と参考文献をわけずにリストを作れば良いでしょう。ある程度文献の量がある場合は、引用文献と参考文献をわけましょう。

 

  では実際に、文献を並べる練習してみましょう。

 

【例題・練習問題】

 

 

(6) まとめ

 

 さあ、これで引用・参考文献リストもできあがりました。日本語の文献の書き方は大丈夫ですか?英語の文献の場合は?インターネット資料の文献情報もきちんと書けましたか?並べ方は正しくなっていますか?文献の順番が間違っていませんか?

 

 ここにチェックリストを載せていますので、自分の文献リストができあがったら、確認してみてください。また作っているうちにわからなくなったときにも、見てみてください。

 

<文献リスト作成チェックリスト>

 

日本語の文献

1.

本のときの書式は?

2.

共著本のときの書式は?

3.

訳本の場合の書式は?

4.

本に収録されている論文や章の文献情報の書式は?

5.

雑誌論文のときの書式は?

英語の文献

6.

本の場合の書式は?

7.

サブタイトルがある本の場合の書式は?

8.

第1版以外の本の場合の書式は?

9.

共著本の場合の書式は?

10

本に収録されている論文や章の場合の書式は?

11

編者が複数人いる場合の書式は?

12

雑誌論文の場合の書式は?

インターネット資料

13

インターネット資料の場合の書式は?

並べ方

14

五十音順の並べ方は?

15

アルファベット順の並べ方は?

16

同じ著者の文献を複数並べる場合は?

17

同じ著者が同じ年に書いた複数の文献を並べる場合は?

18

同じ著者の単独著書と今日著書を並べる場合は?

 

 

 

 

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