Ａ先生「ちょっとこの紙に図をかいてくれる？」
あなた「あ、ペン。。。」（かばんをさぐる）
Ａ先生「あ、書くものがいるよね。ここにペンがあった。これ使って。」
あなた「ありがとうございます。」

【解説】

言語だけにとらわれない、敬意の示し方です。つまり、そもそも先生にペンを借りるなんていうことはせず、自分のペンを使う、ということです。「借りる」ことを頼めば、先生に「貸す」という行為をさせることになります。わざわざ先生の手を煩わさなくても、自分のかばんの中にペンがあるのだから、かばんから取り出せばいい、という考え方からでた、行動ですね。

何も言わずに、かばんをゴソゴソしだしては、先生が「紙に図を書いてと言っているのに、いったい何をするつもりか」と思うかもしれません。それで、今回の場合は、「あ、ペン。。。」と言いながら、かばんをさぐったのです。

その他にも、例えば
「書くもの出します。」
「ちょっとお待ちください。ペンを探します。」
と言いながら、かばんからペンを取り出せばいいですね。

言葉だけではなく、態度や行動で敬意を示すこともできます。敬語を上手に使えることも大切ですが、行動も伴った敬意表現をしていきたいですね。