あなたが選んだセリフは
4:「先生、すみません。そこのペンお貸しください」


A先生「ちょっとこの紙に図をかいてくれる?」
あなた「先生、すみません。そこのペンお貸しください。」
A先生「え?ペン?これ?あなた、自分のは?」
あなた「え、あ、持っています。???」


【解説】

「お貸しください」という言い方は、私は少し不躾な感じを持ちます。「お〜ください」という言い方自体は、間違いではありません。しかし、例えば、
「ここでの喫煙はおやめください」
「ここで靴をお脱ぎください」
「こちらにお名前とご住所をお書きください」
など、どちらかというと、相手に必ずそうしてほしいときに、使う言葉のような気がします。もしくは、
「デザートをお召し上がりください」
「こちらのソファーでおくつろぎください」
など、相手にとって利益になる(または損にならない)ことを勧めるときにも使います。

今回の「お貸しください」は、「貸す」ことが相手の利益になるわけではなく、響きとしては、相手に「貸す」ことをいやといわせないような感じを、私は持ってしまいます。

では、「お貸しください」のほかに、どんな言い方があるでしょうか。例えば、
「ペンをお貸しくださいますか」「ペンをお貸しくださいませんか」
と疑問文、または否定疑問文にするだけで、だいぶ印象が違います。他には、
「ペンを貸していただけますか」「ペンを貸していただけませんか」
と、「〜していただく」の形を使って、言うことができます。これは、選択肢の1ですね。

言語の形式が丁寧でも、使われる場面によって、相手に与える印象が変わってくるので、敬語を使いこなすのは、本当に難しいですね。でも、焦らなくても、いいですよ〜。コツコツ勉強していきましょう。


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