A先生「ちょっとこの紙に図をかいてくれる?」
あなた「先生、すみません。そこのペンを貸していただけないでしょうか。」
A先生「ん?あ、これ。どうぞ、使ってください。」
あなた「ありがとうございます。」
【解説】
目上の人に、何かを頼むときに使う、敬意度の高い言い方ですね。「〜していただく」の形を使っています。他にこの「〜していただく」を使った違う言い方がいくつかあります。
a.「貸していただけますか」
b.「貸していただけますでしょうか」
c.「貸していただけませんか」
d.「貸していただけませんでしょうか」
e.「貸していただけるとうれしいのですが」
a〜eは、微妙に敬意の度合いが異なります。普通、相手の負担が大きな頼みごとほど丁寧な言い方になります。また、目上の人であっても、親しい関係の場合は、あまりにも敬意の度合いを高くすると、「慇懃無礼」や「よそよそしい」と思われてしまうこともあるかもしれません。
例えば、先ほどのA先生との会話で、「ペンを貸していただけるとうれしいのですが」と頼んだら、丁寧すぎる感があります。
理由1:先生の横にすでに出ているペンを借りるのであって、先生にペンをわざわざ取りに行かせるわけではない。
理由2:先生の「絵をかいてくれる」という要請を遂行するために必要だから。
理由3:その前の先生との会話では、それほど敬意の高い敬語が使われておらず、先生と生徒という関係であっても、それなりに親しい関係と判断できるため。
以上の三つの理由が主に挙げられます。
いろいろな状況や条件を考えて、敬意の度合いも判断することは、なかなか難しいですよね。
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